新しい家族
最近、新しい家族が1人増えました。
みてのとおり、仔猫です。
4日前の日曜日の午後、夫とふたりで近くの公園に行った帰り、細い路地の奥から「みゅう、みゅう」と高い声が聴こえてきました。
声のする方に向かってみると、そこには痩せ細った仔猫がたった1人で佇んでいます。
親猫も兄弟(姉妹)たちの姿もみえず、たった独りきりでしきりに鳴き続けています。
親猫を呼んでいることは明らかなので、しばらく待ちましたが、親猫は全くあらわれず、仔猫は私と夫から離れようとしません。おまけにずっとゴロゴロとのどをならしています。きっと独りで寂しくて仕方なかったのでしょう。
以前、何かの番組で野良の子猫はカラスの格好の獲物だとやっていたことを思い出しました。そのままにしておくわけにもいかないと思い保護することにしました。
自転車に乗っていたので、持っていたショルダーバッグに仔猫を入れ、ショルダーを短くし、ボディーバッグのようにして胸の前にもってきました。呼吸ができるよう、でも頭は出ないように、少しだけチャックをあけて、みゅうみゅういっている仔猫に「大丈夫だよ」と声をかけながら慎重に自転車を走らせます。
仔猫には大量の「ノミ」と「目やに」がついていました。仔猫をお風呂に入れた夫によると、ノミが付き過ぎていて血の臭いがしたとのこと。
でも食欲はあり、ぐったりはしておらずそこそこ元気。
翌朝になってさっそく動物病院で診てもらいましたが、風邪は引いているものの、食欲があれば大丈夫とのことでほっと一安心。
生後1ヶ月は経っているだろうとのことで、多分男の子。仔猫のうちは性別の判別が難しいそうです。
体重は400gぐらい。
獣医さんに「よく元気でいてくれたね」と言われ、痩せていてお乳も、ごはんもあまり食べていない様子なので、もう1日遅かったら危なかったかもしれないとも言われました。
それを聴いて、「あぁ、保護して良かった」としみじみ思いました。
ノミと寄生虫のお薬を首の後ろに塗ってもらって、目薬を処方してもらい、帰途につきます。
初日。ごはんをたくさん食べて、夫の膝の上で眠りこける。
さて、これからどうしよう?
我が家は賃貸で、猫と住める物件ではなく、場合によっては里子に出すことも考えないといけない。
でも、隣に住む大家さんは猫を飼っているので、もしかしたら理解があるかもしれない、そんな望みをかけて、大家さんに話しに行ったのですが、事情を説明すると、猫と暮らすことを快諾してくれました。
私も夫も猫好きで、いつか猫と暮らしたい、そう思っていましたが、その日がこんなにも突然やってくるなんて!
そしてトントン拍子に一緒に暮らせることになるなんて!!!
驚きと感謝と歓びで胸がいっぱいです。
仔猫の名前は、『ニコ』。
25日に我が家にやってきたので思いついたのですが、「いつもニコニコ元気でいられるように」という想いを込めて名前をつけました。
これからは仔猫の育児の様子もブログで綴っていきたいと思います。
初めての仔猫育て、どうなるでしょう?!
2日目、夫が撮影。